お得意様のおもてなしにとこのお店を選んでみたが、とてもよかった。
なんといっても女将が素敵。お店の名前そのままで先代から引き継いだようで3代目とのこと。お店の名前だけが同じで、女将はもちろんスタッフも料理人もさらにはお客様も全く新しくなっているとの事。以前の事は知らないけど、今のお店はお勧めできます。聞けば平成24年11月15日から今の女将との事。菜彩というお店は10年くらい前からあるらしい。
今の女将になってこのお店の特徴といえば、お客様に合わせてくれるお店という感じで本当に居心地がいい。
メニューにない料理も出してくれる。裏メニューってやつ? 正直驚いた。
数回お店にいったら、自分の名前入りのお箸を用意してくれていた。こんなサービス他ではみたことない。
カウンターにずらっと並ぶ沢山の種類の「おばんざい」に交じって小判が置かれてたりするのは女将の茶目っ気なのかな。
県外から単身赴任なんかで沖縄滞在してる人には最高の場所かもしれない。
沖縄って沖縄料理というイメージがあって、実際ほとんどのお店は沖縄独特のメニューというか味付けだったりするんだけど、ここは違う!
なんというか、高級というと語弊があるかもしれないけど、気の利いたお洒落な小料理屋って感じ。西京焼とか、しっかり日本料理が味わえる。泡盛はもちろんあるけど、日本酒や焼酎の種類も豊富。森伊蔵、魔王、村尾のいわゆる3Mが揃ってるお店は県内でもここくらいじゃないかな。十四代なんていう銘柄も沢山冷えてて驚いた。
料理も本当に美味しいお店なのでもう少し説明すると、
自家製の糠漬けとか、スタッフの方が自宅で育てた間違いなく無農薬な食材とか、その拘りは半端ない。お酒は苦手という方でも、食事だけを目的でも良いと思う。
他にも、お客様に紹介してもらった「美味しいもの」を全国各地から取り寄せて提供するなんて事もやっている。その時、その土地の美味しいものを季節だったり旬だったりを感じてもらえるように一生懸命を感じることが出来る。
あと、沖縄のお店でのおもてなしって、琉装とかだったりするんだけど、このお店はいつ行っても着物。だいたい3人くらいのスタッフさんという感じだけど、その全員が見事に着物を着こなしている。沖縄でこんなおもてなしは嬉しくなってしまう。
BGMも変わってて、いつもジャズ。決して琉球民謡ではない。洒落ている。
まぁ、とくかくいい感じのお店であるって事はお伝えするとして、後はご自身で実際に来て見て食べて語って感じてもらえばと思う。