メインページ > よい子とツクるRPG > 第1回 シナリオを作ってみよう!
1.ジャンルを決めましょう! とりあえずどんなジャンルのゲームが作りたいか考えましょう。 過去にプレイして感動したり、楽しかったゲームや映画などを参考にするといいと思います。 以下はジャンルの一例です。 @オーソドックスな勇者VS魔王の戦い。 Aコミカルでギャグ満載のアクション冒険もの。 Bサウンドノベル風学園もの。 C三国志のような歴史もの。 D大戦略のようなシミュレーションもの。 E人生ゲームやモノポリーなどのボードゲーム風なもの。 F男女の友情や愛情を描いた人間ドラマもの。 2.概略を考えましょう! ゲームの世界観や最終目的、時代設定など、どういう世界にするか考えてみましょう。 ここで決めたことは軸となりますので、ゲームを作る過程で役に立ちます。 行き詰ったときなどに時々見直してみると、新しいアイデアが浮かんでくると思います。 3.実際にシナリオを書いてみましょう! 個人的には、シナリオはシンプルであればあるほどいいと思います。 実際にシナリオをワードやエクセルやメモ帳に書いて文書として残していきましょう。 (私はエクセルを使ってシート毎に管理しています。シナリオのシート、アイテムのシートなど) アイデアが浮かんだら忘れないうちに、ドンドン追加・修正していきましょう。 最初は他のゲームのシナリオの一部を応用して作るといいと思います。 4.ゲームのタイトルを考えましょう! たかがタイトル、されどタイトルです。 1行か2行のタイトルですが、そのゲームの名刺代わりになりますから これを決めることはけっこう重要だと思います。 今すぐ決める必要はないのですが、仮のタイトルとして決めておくといいでしょう。 名前は、なるべくオンリーワンの名前にしましょう。 (できれば由来がある名前がいいですが、造語でもいいと思います) 苦労せずインターネットの検索エンジンで1番に表示されるようになります。 (これはけっこううれしいことです。ヒット数は少ないですが・・・) タイトルを補完する目的として、サブタイトルも考えてみましょう。 例えば、メインタイトルが英字のときは、サブタイトルを日本語にしてみたり、 その逆でもいいと思います。 5.主人公を決めましょう! 主人公は、なるべく一人の人にするといいでしょう。 複数の主人公がいるゲームも多々ありますが、主となるキャラがいないと どうも物語がしっくりいかないと感じることがあります。 例えば、 「この物語は誰を中心に考えて進めて行けばいいのだろう?」と感じることがあります。 ですので、なるべく主となる人物を決めて、ストーリーが横道にはずれる事があっても 軸がぶれないようにすることが大切だと思います。 そのためにも、主人公を一人決めてその行動を常に意識させるようにしましょう。 6.キーワードを活用しましょう! キーワードをいろいろ考えてみると、イベントが浮かんだりするヒントになります。 実際に紙に書いて残しておきましょう。 参考までに以下はキーワードの一例です。 ・地形に関するもの 町 村 森 寺院 神殿 遺跡 塔 島 山 大森林 滝 雪原 機会都市 池 湖 海底 地底 天空 洞窟 沼地 墓地 結界 砂漠 ピラミッド 異次元 進化する町 真実の町 退化する町 虚偽の町 ・・・ ・お店に関するもの 宿屋 教会 武器屋 防具屋 薬屋 アクセサリー屋 市場 鍛冶屋 カジノ 大聖堂 闇市 無人の館 闘技場(コロシアム) パブ 乗船所 遊園地 サファリ パチンコ 温泉 劇場 映画 美術館 図書館 オペラ 演劇 ・・・ ・物(アイテム)に関するもの 秘宝 紋章 銅像 プレゼント カギ タイムマシーン 魔法のランプ 魔法のじゅうたん 石版 水晶 化石 つぼ タル 宝石 ・・・ ・人に関するもの 妖精 泥棒 山賊 海賊 家族 幼なじみ いいなずけ ・・・ ・乗り物に関するもの 船 飛行船 気球 海賊船 いかだ グライダー 難破船 宇宙船 沈没船 潜水艦 ・・・ ・スポーツに関するもの スキー スキューバ スカイダイビング ジム 魚釣り サーカス ・・・ ・社会情勢に関するもの 戦争 領土 宗教 テロ 細菌 ウイルス 人種差別 火事 地震 飢饉 台風 地雷 交通事故 クローン ・・・ ・その他 試練 泉 回想 旅行 転職 ランキング 恋人 動物 クイズ パーティー ・・・ 7.プレイキャラの人数を決めましょう! 「RPGツクール2003」の場合、4人まで同時プレイ可能ですので、 ゲーム開始時のプレイ人数と、最終的なプレイ人数を決めておきましょう。 ゲーム途中で、キャラの変更もできますので、必ず4人以内でなくても構いません。 しかし、多くても5〜10人以内に納めるのが妥当なところでしょう。 8.ゲーム開始時のキャラの状況を決めておきましょう! ゲーム開始の時は必ず主人公がいなければならない訳ではありません。 サブキャラやその場一回限りのキャラが登場する場合もあります。 オープニングのイベントから、自然に主人公に移行できるような流れを考えておきましょう。 9.キャラごとの人物像を決めておきましょう! キャラごとに以下の項目から必要な状況を設定するといいでしょう。 @性別。 A年齢(推定)。 B家族構成と家族の職業。生きているか死んでいるか生存不明か。 C生い立ち。幼いころの思い出や事件。 D性格。キャラごとに性格を決めておくと、セリフの内容や語尾などが 考えやすくなります。 E今の職業や将来なれる職業。 F出身地。 G恋人やガールフレンド、幼なじみの存在。 H現在または将来の師匠。 Iライバル関係にある人物など。 10.名前の決め方について キャラに限ったことではないのですが、名前はなるべく他のゲームにない名前にしましょう。 キャラ名、地名、モンスター名、アイテム名などを 決定するときの1つのやり方を下記にご紹介します。 まず、キャラ一人一人に対して6文字以内の名前を考えます。 (ツクールの設定が6文字以内なので) その名前をインターネットの検索エンジンを使って、キーワード検索します。 検索の結果、該当するページが出てこなければその名前に決定します。 該当ページがある場合(この可能性のほうが圧倒的に高いですが)は、 名前の一部を変更してみて再度検索をかけます。 この作業を繰り返して、なるべく1つしかない名前を作っていきます。 中にはどうしても同じ名前がダブってしまう場合があります。 そのときは、実際に該当ページの中をのぞいてみてどういう意味があるのか 調べてみるといいかもしれません。 意外な意味に使われていて、そのまま使ってみようと思える場合もあるからです。 例えば、MESASHAの中に「ハメッシュの塔」が出てきますが、 「ハメッシュ」には、以下のような意味があるそうです。 ・・・ヘブライ語「ハメッシュ」はアラビア語で数字の「5」という意味で、 それは手に5本の指があることに由来しています。 さて、この「手」はいったい何なのでしょう? これは「神の手」を形象化したものであり、 この手があなたを悪運や厄災からガードしてくれる、と考えられています。・・・ みんなで「へぇ〜」ボタンを押しましょう・・・ このように名前を決めるときに、ゲームとは直接関係ないですが、 おもしろい意外な発見があるかもしれません。 (ちなみに「ハメッシュ」とは「破滅」をもじってつけた名前です) |