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よい子とツクるRPG 〜ツクールでRPGを作ろう!〜

第15回 素材を作っていこう!(その4)

簡単なオリジナルの効果音を作成してみましょう。
●今回は、ゲームの中で「飛行船が飛行するときの効果音」を作成してみましょう。
 1.MIDIデータを作成する
  ・今回も市販のソフトウェア、ローランド社の「Cakewalk Music Creator」(以下MC)
   を使って作成してみましょう。
  (1)MCを起動します。
  (2)トラック1にデータを設定します。
@まずはバンクとピッチを指定して音色の設定をします。
・バンクは「15488-GM2 Sound Set Capital Tones」を選択します。
・ピッチは「SFX:HElicopter」を選択します。
A次に「表示」メニューから「譜面」を選択して譜面ウィンドウを表示させます。
B譜面ウィンドウのトラック1の1小節目に全音符のC(ド)を入力します。
 (今回は効果音なので、1小節目から入力しています。)
C入力した音符を右クリックして、「ノートのプロパティ」ウィンドウをを表示させます。
 そして、「音の長さ」を16.0に変更して、OKを押します。
 ・音の長さを1小節から4小節に変更します。1小節=4.0です。
これで、トラック1のデータが完成しました。
  (3)ツールメニューにある再生ボタンを押して、音を確認してみます。(曲の長さは約9秒です)
  (4)正しく演奏されていれば、名前をつけて保存します。
・MC用のデータは、「wrk」ファイルとして保存しておきます。
・MIDI用のデータは、「MIDIフォーマット0」を選択して「MIDI」ファイルで保存しておきます。
 2.作成したデータをミックスダウン(WAV形式に変換)する
  ・効果音で使えるデータ形式はWAVなので、1で作成したMIDI形式のデータをWAV形式に変換します。
  ※マスターデータに変換することを通常「ミックスダウン」と言います。
  (1)MCで1で作成したMIDI形式のデータを開きます。
  (2)左側のトラック領域の開いている箇所で右クリックをして、
   「オーディオトラックの挿入」を選択します。
  (3)全トラックの閉じている箇所を下にドラッグして全体を表示させ、
    オーディオトラックの「Fx」欄を右クリックして「Dxi」→「VSC DXi」を選択します。
  (4)ソフトウェアのシンセサイザが表示されますが、今回は特に使用しませんので、
    ドラッグして右のほうに移動しておきます。
  (5)MIDIトラックのOUT欄をクリックして「2-VSC DXi」を選択します。
  (6)ファイルメニューの「オーディオのエクスポート」を選択します。
  ・「オーディオファイルに出力」のサブウィンドウが表示されますので、
   出力先フォルダとファイル名を入力して「保存」ボタンを押します。
  ・これで、ミックスダウンが実行されて、WAV形式のデータが完成です。
【補足】
   ・MIDIデータをWAV形式で出力するために、上記のようにMIDIデータをオーディオデータとして
    認識させてやる必要があります。
    出力先をソフトシンセサイザーにすることにより、オーディオデータに変換しています。
 3.作成したWAVデータを編集する
  ・WAVデータはそのままでも使用できますが、さらにコンパクトなサイズに編集してみましょう。
  ・使うツールはWindows標準添付の「サウンドレコーダ」を使用します。
  (1)サウンドレコーダを起動して、作成したWAVデータをドラッグ&ドロップします。
  (2)再生ボタンで音を聞いて、最初の部分をカットして切り捨てます。
・確認画面が出ますので、OKを押します。
  (3)同様に、再生ボタンで音を聞いて、後ろの部分をカットして切り捨てます。
・確認画面が出ますので、OKを押します。
  (4)エフェクトメニューで「エコーをかける」を選択してエコーをかけます。
  (5)されに、エフェクトメニュー「音量を上げる」を2回選択して、ボリュームを上げます。
  (6)ファイルメニューで名前をつけて保存します。
・再生時間が9秒から4秒になってファイル容量もコンパクトになりました。
  (7)RPGツクール2003の「素材管理」から「Sound」を選択して、WAVデータをインポートします。
  (8)BGMエディタを使って、サウンドが正常に再生されるか確認します。


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