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よい子とツクるRPG 〜ツクールでRPGを作ろう!〜

第17回 素材を作っていこう!(その6)

簡単なオリジナルのムービーを作成してみましょう。
●今回は、飛行船が旋回しながら去っていくシーンを作成してみましょう。
  ・今回は、市販されている「Vue d'Espit4」というソフトを使用して作成してみましょう。
完成ムービーイメージ(再生時間3秒)
 1.背景画像を用意する
  (1)まずは、ソフトを起動して、「ファイル」の「開く」を選択します。
  (2)ここで、既存の景観画像が表示されますので「サンプル1」の「帰還」を選択してOKを押します。
  (3)画像が画面に読み込まれます。
・一旦このファイルを「hikousen.vue」という名前で保存しておきます。
 2.飛行船を用意する
  ・3Dの景観が準備できたので、この画像に合成させる飛行船を作成します。
  (1)まず「Vue d'Espit4」の「新規作成」で適当な背景を選択して表示させます。
  (2)次に、左端にあるツールバーから「円柱」を選択して、飛行船の本体に使います。
  (3)円柱が立った状態ですので、横に回転させます。
@右端にある「数値」タブで「方向」を選んで「ヨー」に90を入力します。
  (4)円柱の色を飛行船の白に変更します。
@右端にある「アスペクト」タブで球の部分をダブルクリックして
 「質感エディタ」を表示させます。
 
Aさらに「質感エディタ」の球の部分をダブルクリックして
 「ベーシック」の「白い磁器」を選択します。OKを2回押します。
  (5)次に、左端のツールバーから「球」を選択して、飛行船の頭の部分に使用します。
@球が表示されたら、左下の表面表示で球の中心が円柱の先端に来るまで右にドラックします。
※色は先ほど指定した白になってますのでそのままで結構です。
  (6)次に、左端のツールバーから「円柱」を選択して、飛行船の後部に使用します。
@同様に90度回転させて、サイズを全て10に変更して、飛行船後部にドラッグします。
※色は白になってますのでそのままで結構です。
  (7)次に、左端のツールバーから「円柱」を選択して、飛行船のプロペラに使用します。
@90度回転させてサイズを(X:60 Y:10 Z:2)に変更して、
 飛行船後部の中央の位置にドラッグします。
A色を「青いプラスチック」に変更します。
B作成したプロペラを「編集」メニューの「コピー」「貼り付け」を行い複写して、
 ヨーを0にして90度回転させてクロスさせます。側面表示で確認します。
  (8)これで、飛行船の形が完成しましたので、グループ化して名前をつけます。
@右下のレイヤーから飛行船の部位(円柱体〜円柱体3)を全て選択します。
Aオブジェクトがグループ化されますので、レイヤーのグループ名を「hikosen」に変更します。
Bここで、このファイルを「hiko.vue」という名前で保存しておきます。
  (9)次に、プロペラのアニメーションを作成します。
@レイヤーを展開して、1枚目のプロペラ(円柱体3)を選択して、
 「表示」メニューの「タイムライン表示」を選択して、タイムラインを表示させます。
 ※「Moverウィザード」が起動したときは、右上の閉じるボタンで閉じます。
Aタイムラインのスライダーを1秒の位置にずらして、
 側面表示の回転ツールをドラッグしてプロペラを2回転させます。
・プロペラのキーが設定されますので、スライダーを動かして確認します。
B同様の手順で、3秒までキーの設定を行います。
Cさらに同様の手順で、2枚目のプロペラも3秒までキーの設定を行います。
Dこれで、プロペラのアニメーションが完成です。ファイルを上書き保存します。
  (10)次に、飛行船を他のファイルで使えるように、オブジェクトとして書き出します。
@レイヤーより「hikosen」を選択します。
A「オブジェクト」メニューの「オブジェクトの保存」を選択して、
 「hikousen.vob」という名前で保存します。
 3.背景と飛行船を合成して、飛行のアニメーションを設定する
  ・3Dの景観と飛行船オブジェクトを合体させて、飛行のアニメーションを設定します。
  (1)まず「Vue d'Espit4」の「開く」の「ファイル」で背景ファイル「hikousen.vue」を開きます。
  (2)次に、「オブジェクト」メニューの「オブジェクトの読み込み」の「ファイル」で
   飛行船「hikousen.vob」を読み込みます。
  (3)上面表示の回転ツールで、飛行船を前方に向けて、カメラの向きと同じにします。
    また、フェードインするように飛行船の位置をカメラの後ろまで下げます。
  (4)側面表示で、飛行船をカメラの高さまでドラッグします。
  (5)「オブジェクト」メニューの「Moverウィザード」を選択してウィザードを起動して、
    飛行アニメーションを設定します。
起動画面
@「次へ」ボタンを押します。
A「飛行体」で「前向き」を選択して、「次へ」を押します。
B「基軸」で「+X軸」を選択して、「次へ」を押します。
C「オブジェクトパス」をだいたい下図のようにクリックして設定します。
・パスがずれたときは「通過点の編集・挿入・削除」などでドラッグして修正します。
 パスができたら「次へ」を押します。
D「アニメーションの再生時間」を「3秒」にして、「次へ」を押します。
E「アニメーションのプレビュー」で動きを確認して、「次へ」を押します。
F「完了」ボタンを押して、ウィザードを終了します。
Gこれで飛行アニメーションができたので、タイムラインを実行して動きを確認してから
 ファイルを上書き保存します。
 4.ムービーファイルを作成する
  ・飛行船の飛行のアニメーションができましたので、レンダリングしてムービーに書き出します。
  (1)まず「タイムライン」の右端のボタンを右クリックして、
   「詳細アニメーション設定」ウィンドウを開きます。
  (2)「詳細アニメーション設定」ウィンドウの「参照」ボタンを押して、
   「hikousen.avi」という名前で保存します。
@AVIのオプション画面が表示されますので、「圧縮プログラム」を「Microsoft Video1」
 「品質」を100にしてOKを押します。
A「詳細アニメーション設定」ウィンドウでOKを押します。
  (3)今度は「タイムライン」の右端のボタンを左クリックして、
   「アニメーションレンダー設定」ウィンドウを開きます。
@「レンダー画質オプション」を「最終レンダー」にして
 OKを押してレンダリングを開始します。
  (4)レンダリングは5〜10分ほどかかります。
    レンダリングが終わったらムービーを再生して確認します。


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